2025年6月
深い緑のきらめきに託された記憶 (あるペンダントの物語)
2025年6月30日
ある日、一人の女性が静かに工房を訪れました。 手には、小さな布に包まれた大きな緑の石。「母から譲り受けた、大切な石なんです」と、穏やかに語ってくださいました。 深い森のような緑を湛えたその石には、言葉では言い尽くせない想 […]
思い出の腕時計を、胸元に寄り添うペンダントへ
2025年6月23日
長年愛用してきたベネチアンガラスの腕時計。文字盤はまだまだ美しく、ガラスの煌めきは当時の思い出をそのまま閉じ込めたようでした。けれど、バンド部分に少しずつ傷みが出始め、「このまま眠らせておくのはもったいない」と思い立ちま […]