お土産のサファイアを、奥様への誕生石ピアスへ。現代の「小人のくつや」と仕立てたK10マットゴールドの輝き

こんにちは、BIOZU(ビオズ)です。

ときどき、アトリエには特別な「旅の記憶」が持ち込まれることがあります。
今回ご紹介するのは、ご主人がタイへ行かれた際にお土産として買ってこられた、深く澄んだブルーのサファイア。なんと、奥様の誕生石なのだそうです。

「このサファイアを使って、普段から愛用できるピアスを作りたい」という素敵なオーダーをいただきました。

大切な節目や想い出が詰まった宝石だからこそ、デザインやサイズ感には一切の妥協をしたくありません。そこで今回は、3D CADを用いて3つの異なる大きさの試作モデルを製作しました。
「実際に耳元に当ててみたときのバランスはどうか」「サファイアと周りのダイヤが一番美しく見える比率はどれか」をお客様と一緒に細かく検証し、理想のサイズを導き出しました。

デザインが決まれば、ここからはBIOZUアトリエの「小さな妖精」の出番です。
グリム童話の名作『小人のくつや』のお話を覚えているでしょうか? 靴屋さんが眠っている夜の間に、小さな小人たちが素晴らしい靴を仕上げておく、あのお話です。

BIOZUの夜も、私が作業を終えて眠りについたあと、3Dプリンターという名の妖精が、静かに、そして正確にピアスの原型を立ち上げておいてくれます。朝起きて、きれいに出来上がった緑色の原型(カケラたち)を見る瞬間は、いつもちょっとした魔法に出会ったような気持ちになります。

そうして出来上がったベースに、人間の手仕事で命を吹き込んでいきます。
今回、地金にはK10イエローゴールド(K10YG)を採用しました。さらに表面にはきめ細やかな「艶消し(マット)」加工を施しています。
一般的なK18ゴールドの華やかなイエローとは少し異なり、絶妙にトーンが下がった落ち着きのあるゴールドは、サファイアのディープブルーを格調高く、それでいて日常に溶け込む優しい雰囲気に引き立ててくれます。

取り巻くラボグロウンダイヤモンドのピュアなきらめきが合わなり、気品と遊び心が同居する、BIOZUらしいピアスが完成いたしました。

お客様の「想い」を、最新のデジタル技術と、温かみのあるクラフトマンシップでひとつの形にする。このプロセスこそが、私たちの何よりの喜びです。

旅先で見つけた美しいルースや、引き出しに眠っている思い出の宝石がありましたら、ぜひアトリエでその物語をお聞かせください。妖精たちと一緒に、あなただけの特別なジュエリーをカタチにするお手伝いをいたします。

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